工 事 名:令和3年度 小渋ダム松除橋地区掘削工事
工事場所:長野県下伊那郡大鹿村大河原地先
工 期:令和3年10月15日~令和4年08月31日
工事内容:河川土工(掘削工51,470m3、残土処理工51,420m3)
・道路土工(盛土工42,400m3、法面整形工3,510m2)・カルバート工1式
・構造物撤去工1式・指定仮設工1式・仮設工1式
発 注 者:中部地方整備局 天竜川ダム統合管理事務所
この工事は、大雨時の災害発生を低減する目的で小渋ダム内に溜まった土砂を掘削して外へ搬出し、ダム内に多く貯水させるための浚渫工事でした。
施工箇所は当初、県道22号線(岩洞線)松除橋より上流の予定でしたが隣接工事と重複していた為、発注者と施工場所の変更協議を行い、松除橋より300m下流に決定しました。
掘削に先立ち、掘削個所から土砂仮置場間 約500mの運搬道路を作成し河川水位を下げる為、下流200mから運搬道路間を素掘りした後、掘削開始しました。
仮置場までの場内土砂運搬は大型建設機械(1.4m3バックホウ、15m3重ダンプ)を利用して行いました。土砂の搬出は大型ダンプトラックにて行い、全ダンプトラックに運行管理システムを搭載し、PCにて各車スピード等の確認、及び営業無線も配布して、ダンプ同士の避け合い、道路状況の連絡等を密に取り合い、一般車両を優先して安全に運行する事ができました。
更にダンプトラックへの積込みは、過積載防止対策として各ダンプトラックの最大積載量以上に積み込まない様に重量を把握できる[計測器付きバックホウ]を2台使用しました。
盛土工はICT機器を搭載した建設機械を使用して敷き均し(1層=30cm毎)、締固め回数管理を+C6行い、安全かつ品質の良い施工が出来ました。
最後まで無事故で完成することができ、近隣の皆様には御理解とご協力をいただきありがとうございました。