令和元年度 小渋ダム土砂掘削工事 しゅん工

工 事 名:令和元年度 小渋ダム土砂掘削工事
工事場所:上伊那郡中川村大草地先
工  期:令和2年3月25日~令和3年2月10日
工事内容:河川土工 掘削工(掘削V=14,100m3,積込A=15,300m3,場内運搬V=14,100m3)
          残土処理工(土砂受入地6か所‥運搬土量V=15,300m3)
     仮設工 (交通管理工1式、粉塵対策工1式)
発 注 者:天竜川ダム統合管理事務所

 この工事は、大雨時の災害発生を低減する目的で、小渋ダム内に溜まった土砂を掘削して外へ搬出し、ダム内に多く貯水させるための浚渫工事でした。
 今回の施工箇所は県道59号線(松川インター大鹿線)滝沢橋下の、小渋川と滝沢川の合流箇所の掘削の為、先に小渋川と滝沢川の切り回し及び仮締切を行い、増水による掘削箇所への土砂流入防止対策を行った後に掘削開始しました。
 ダム湖内仮置場までの土砂運搬は重ダンプ25t級を2台稼働させた事で、17日間と短期間で掘削を完了させる事ができ、増水による土砂の流入もありませんでした。 
 また、土砂受入れ地6か所への搬出は、大型ダンプトラック十数台が公道を走行する為、全ダンプトラックに運行管理システムを搭載し、PCにて各車スピード等の確認、及び営業無線も配布して、ダンプ同士の避け合い、道路状況の連絡等を密に取り合い、一般車両を優先して安全に運行する事ができました。
 更に、ダンプトラックへの積込みは、過積載防止対策として各ダンプトラックの最大積載量以上に積み込まない様に重量を把握できる、計測器付きバックホウを使用しました。
無事故で完成することができ、近隣の皆様には御理解とご協力をいただきありがとうございました。
 
 

2021年2月23日