令和2年度 天竜川山吹築堤護岸工事しゅん工

工 事 名:令和2年度 天竜川山吹築堤護岸工事
工事場所:長野県下伊那郡高森町山吹地先
工  期:令和2年8月18日から令和3年6月25日まで
工事内容:河川土工 1式、護岸基礎工 1式(プレキャスト基礎A型 L=535m)、法覆護岸工 1式(石
     積(張)工 A=833m2、多自然型護岸工 A=2,180m2)、根固工 1式、水制工 1式構造物撤
     去工 1式、仮設工 1式
発 注 者:国土交通省中部地方整備局天竜川上流河川事務所
 
 本工事では、供水被害を防ぐため堤防の護岸を整備、補強する工事でした。    
護岸の出来形は全体の線形、他工種の出来形に大きく影響してくる為、今回の工事では特に出来形管理に力を入れ、ICT施工「ドローンによる起工測量、三次元設計データ作成、ICT建機による施工」等を行い、工事現場をより早く、より正確、より安全に施工するよう努めてきました。 
 3D-MGショベルはマルチGNSS受信機による正確な位置把握により、杭打ちや出来形管理等の測量作業の軽減、重機オペレーターはモニターに表示される設計とバケット位置との差を常に確認しながら作業ができ、正確な作業が行えると共に作業負担が軽減され、経験や感覚に頼っていた作業から、信頼性の高い確実な施工を少しでも実現できたと思います。丁張り設置もほとんど不要となり大幅にコスト削減できると共に、高効率な作業ができました。
 その結果、良好な出来形が確保でき、景観よく仕上げることができました。
また地域住民の方々の御理解・御協力もあり、自然災害が多発する中ではございますが、無事故・無災害で工事を終了する事ができました。長い期間ではありましたが誠にありがとうございました。
 
 

2021年8月24日