平成30年度 防災・安全交付金総合流域防災(緊急対策事業)工事 しゅん工

工事名:平成30年度 防災・安全交付金 総合流域防災(緊急対策事業)工事
工事場所:(-)阿智川 下伊那郡阿智村 駒場他
工期:令和元年6月4日~令和2年3月10日まで
工事内容:駒場工区 樹木除去工 L=1,500m A=20,900m2、堆積土除去工 L=500m V=19,000m3
     戸沢工区 樹木除去工 L=1,200m A=7,500m2、堆積土除去工 L=580m V=6,600m3
発注者:長野県飯田建設事務所

 
 
 この工事は、阿智村の駒場地区と戸沢地区において、阿智川および本谷川の河川敷内の樹木の除去と堆積土の除去を行うものでした。樹木の伐採は法面や転石が多く、足元が非常に悪い場所でのチェーンソーを扱う作業のため危険を伴い大変苦労しました。倒木の際には細心の注意を払って人払いを徹底し、無事故で作業を終えることができました。
 堆積土除去では現状の縦横断の測定、土量の数量検収が必要でした。広範囲で樹木の多い河川のため測点や引照点の設置等が困難であり、3次元起工測量(UAVによる空中写真測量)を活用し、短期間で安全で正確な測量ができました。また特に駒場工区では搬出土量が多かったため、重ダンプ(25t級)を使用し、作業の効率化を図りました。
 基本的に河川に入っていく道路は無く、伐採木、堆積土を搬出する為には仮設の河川内への進入路を要所に設ける必要がありました。阿智村役場をはじめ、地元の方々、特に河川沿線の皆様に大変ご協力をいただきまして河川への進入路を確保することができ、重機、不整地運搬車等を使用して大量の伐採木、土砂等を搬出することができました。地元の皆様、工事中はご理解とご協力をくださいまして誠にありがとうございました。

 

こんな大木も伐採、除根しました。

 

 

 

 

 

 


 仮設進入路を築造し、グラップル付BH、不整地運搬車等により伐採木を集積、搬出しました。

 

 

 

 

 



 河川土工はUAVによる空中写真測量により、起工測量、出来形測量を実施しました。

 

 

 

 

 



河川内に仮設道路を築造し、重ダンプを使用し土砂等を搬出しました。

 

 

 

 

 

 

 

2020年3月19日