令和3・4年度 土木施設補助災害復旧事業 道路災害復旧工事 河川災害復旧工事 しゅん工

工 事 名 :令和3・4年度 土木施設補助災害復旧事業 道路災害復旧工事 河川災害復旧工事
工事場所:市道上村102号線 (普) 蛇洞沢川 飯田市 上村 日影岩
工  期:令和3年8月12日~令和5年3月24日
工事内容:復旧延長 L=272.0m W=3.0m 復旧延長 L=132.2m
発 注 者 :飯田市
 
 現場は矢筈トンネルを抜けすぐに右折。しらびそ高原入口のしらびそ橋を渡らず直進します。約2㎞程道なりに進むと「大島河原河川公園オートキャンプ場」が左手にあり、更に100m程の所です。
 「令和2年7月豪雨」災害により被災した道路と河川の災害復旧の工事でした。どこから手をつければいいのかという程の荒れ様でした。標高も1000mを越え夏は避暑地として最高でしょうが冬は極寒と化すため土木現場としての冬は最低です。その為、冬季の進捗は望めず工期延長を余儀なくされました。
 雨期には河川が増水し川幅も狭い為、当初計画していた仮排水では対応できなかったので直径1mの排水パイプを左岸に2列配置し、右岸側のブロック積を施工。完了後仮排水を右岸に移動して左岸側の構造物を施工しました。これにはもう一つの理由があり、当現場の上流で林務課発注工事を他業者が受注していて我が現場内を資材運搬・通勤に利用しなければなりませんでした。
舗装工は最終段階の施工であり、外気温に左右される工種で年末舗設ができませんでした。1月から3月中旬までは現場休工となりましたが、工期末にはどうにか天気にも恵まれ無事工期内施工にこぎつけました。
 地元関係者は少ないのですが、現場下流のキャンプ場はこれで安心して利用できるのではないでしょうか。私も一度このキャンプ場を利用したいと思います。是非一度お立ち寄りください。
 
 

2023年3月30日

令和4年度 老朽管布設替工事 しゅん工

工 事 名 :令和4年度 老朽管布設替工事                      
工事場所:飯田市 龍江                           
工  期:令和4年8月17日~令和5年3月3日                        
工事内容:路線延長 L=1300m【水道用ダクタイル鋳鉄管(DIP)】                        
     GX形φ150 L=1266.4m GX形φ100 L=27.4m GX形φ75 L=6.8m 
     仕切弁φ150 N=11基 仕切弁φ100 N=6基 仕切弁φ75 2基 地下式消火栓 N=6基                            
発 注 者 :飯田市  
 
 当現場内には、龍江小学校や龍江保育園があり登下校時は子供たちが多く通行するため、危なくないよう作業を中断し、安全に通行していただきました。山間部では路肩脆弱箇所の補修や路面の落ち葉除去、凍結箇所への塩カル散布等おこないながら安全に作業を進めました。
 現在埋設してある塩化ビニール製の水道管は壊れやすく、重機械で掘削をしていると破損をさせる恐れがあるため細心の注意をして掘削作業をおこない、一度も水道管を破損させることなく無事施工を終わらせることができました。また、地元独自の水道管も埋設されていましたが、埋設時期がとても古く資料もなく、掘削・配管作業にはとても苦労しました。今回施工した新しい水道管は破損等の心配のなく地元の方々も安心して水道を使用していただけると思います。
 最後に舗装工事が来年度ということで仮舗装のままでの竣工となりましたが、工事に携わった方々、地元の方々のご理解とご協力ありがとうございました。
 
 

2023年3月20日

令和3年度 三遠南信小嵐南道路建設工事 しゅん工

工 事 名 :令和3年度 三遠南信小嵐南道路建設工事
工事場所:長野県飯田市八重河内地先
工  期:令和4年4月15日~令和5年2月28日
工事内容:工事延長L=200m道路改良一式(道路土工一式 地盤改良工一式 擁壁工一式
     排水構造物工一式 道路付属施設工一式)
発 注 者 :中部地方整備局 飯田国道事務所
 
 令和4年4月から進めてまいりました工事が、令和5年2月28日をもちまして、無事故無災害にて無事竣工する事が出来ました。工事期間中、地域住民の皆様には多大なるご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございました。心より感謝、御礼申し上げます。
 今回の工事は、補強土壁(ジオテキスタイル)にて本線路体を盛土しました。ジオテキスタイルとは、織布のように透水性のある繊維を材料としたシート類を言い、このシートを補強材として盛土を行います。盛土材としてトンネル掘削時の発生土(ズリ)を用いますが、粒度にバラつきがあり大きな岩を選り分けるのに苦労しました。
 工事場所である八重河内此田地区は、古くから地滑り活動を繰り返しており、昭和51年に地すべり防止区域に指定され、地すべり対策が昭和63年に国の直轄事業になっています。地すべりを防止するため、地下水位を下げる目的で集水井工、横ボーリング工が行われており、当現場内に2箇所の横ボーリングが施工されています。この横ボーリングから抜かれる水は定期的に水量を観測しており、観測のための管理抗を設置しました。この管理抗は盛土の工程を維持する妨げとなりました。
 本工事は、国土交通省が提唱するi-Constructionに基づき、ICTの全面的活用を図るため、受注者の提案・希望により起工測量、設計図書の照査、施工、出来形管理、検査及び工事完成図や施工管理の記録及び関係書類について、3次元データを活用するICT活用工事です。対象工種については、マシンガイダンスバックホウ(3次元データが運転席のモニターに表示され、データに従い操作を行う)をメインに盛土敷均し、法面整形を行いました。マシンガイダンスバックホウは人工衛星のよる位置計測が必要です、位置計測には一定数の人工衛星からの電波を受信する必要がありますが、現場は狭谷に位置しており空の広がりが少なく、位置計測に時間を要する場面もありました。
 
 

2023年3月14日

令和4年度 防災対策避難路整備事業 道路改良工事 しゅん工

工 事 名 :令和4年度 防災対策避難路整備事業 道路改良工事
工事場所:市道1-78号中山線 飯田市上久堅堂平
工  期:令和4年8月22日~令和4年12月28日
工事内容:施行延長 L=70.0m W=5.0m  掘削工V=1,030㎥  プレキャストU型側溝 L=33m 
     プレキャストL型側溝 L=35m  舗装工 A=340㎡  支障木伐採 1式
発 注 者 :飯田市
 
 この工事は上久堅県道83号線と米川駄科停車線を結ぶ、市道1-78号線(中山線)の改良工事です。
特徴問題点を書きます。
① 地山勾配が急な地山は山が固く、当初設計されていない、岩掘削作業を行う必要が発生した。エンジンカッターにより亀裂をつくりブレイカー掘削を行った。
② 上久堅支所より要望があり、北田遺跡跡地の広場に残土運搬し整地造成した。
地元皆さんの協力を頂き無事に完了しました。ありがとうございました。
 
 

2023年1月14日

令和3年度 県単道路改築工事 しゅん工

工 事 名 :令和3年度 県単道路改築工事
工事場所:(主)飯島飯田線 飯田市 切石~北方
工  期:令和4年3月25日~令和4年12月16日
工事内容:オーバーレイ工 防草シート コンクリート擁壁工
発 注 者 :飯田建設事務所
 
 本工事は、国道250号線の飯田市切石~北方にまたがる区間での道路の改築工事でした。
本工事は飯田市、地元住民の方たちからの要望による施工が多く、舗装修繕、ガードレールの設置、コンクリート補強壁、歩道の段差解消、防草シート等路線全体にかけて大小20ヶ所以上の施工を行いました。
 当初は8月までの工期でしたが、地元のお店から7月、8月、12月は交通規制はしないでほしいという要望もあり工程の調整が大変な現場でした。また、国道ということもあり、交通量が多く渋滞になりやすい区間でした。その為、終日の片側交互通行を行っていたときは交通量を感知し、交通量の少ない時は待ち時間が短縮される機能の付いた工事用の信号機を設置し対応することで交通への影響を最小限にすることができました。
 最後に、交通規制の機関が長く、その日ごとに規制箇所が変わって困惑された方もいらっしゃると思います。地元の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、ご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。
 
 

2022年12月29日

令和3年度 県単道路橋梁維持(舗装修繕)ゼロ県債工事 しゅん工

工 事 名 :令和3年度 県単道路橋梁維持(舗装修繕)ゼロ県債工事
工事場所:(主) 松川インター大鹿線 下伊那郡松川町  元大島~滝沢
工  期:令和4年4月18日 ~ 令和4年12月16日
工事内容:舗装補修工(路面切削工・オーバーレイ工)
発 注 者 :飯田建設事務所 
 
 本工事は傷んでしまった舗装を切削し補修、復旧する舗装修繕工事でした。
当初の予定では、夜間に2日間全面通行止の処置を取り1日目に既設舗装を切削し、2日目に舗設を行う予定でした。しかし、2日目の夜に予報がはずれ突然の雨が降ってしまい施工が困難になってしまい舗設作業が延期となってしまいました。全面通行止の処置を再度申請するのも難しく、片側交通規制での施工を考えました。施工する箇所が松川インター入り口で高速道路を利用する方たちが多く、交通量が多い中での施工になり第三者災害、交通事故等の懸念があり打合せを入念に行い、料金所入口付近を昼間に、車線が縮まり狭くなる部分を夜間に行う処置をとり交通事故防止に努めました。料金所のレーン規制を行い、入口と出口を1レーン舗設し、解放できるようになったら別のレーンを施工する方法をとり、無事昼間の舗設は行えました。夜間施工箇所は道幅が狭くなっている箇所の為、大型車両の通行が困難でしたが夜間も無事故無災害で舗設を行えました。作業員の皆様の安全な施工への意識のおかげで無事に工事を終えることができました。ありがとうございました。
 工事中に松川インターをご利用された方々には大変ご迷惑をお掛け致しました。ご協力ありがとうございました。又、地域の皆様、駐車場を提供してくださった皆様、ご理解ご協力本当にありがとうございました。
 
 

2022年12月28日

令和3年度 国補道路災害関連工事 しゅん工

工 事 名 :令和3年度 国補道路災害関連工事
工事場所:(一)大島阿島線 下伊那郡喬木村 加々須8工区
工  期:令和4年6月7日~令和4年11月30日
工事内容:施工延長 L=140.5m、大型ブロック積 1式 、アスファルト舗装工 1式、
     ガードレール設置工 1式
発 注 者 :長野県飯田建設事務所
 
 本工事は、令和2年の7月豪雨の影響で土砂崩落した大島阿島線での災害復旧工事でした。   
今回工事を行う加々須は、降雨による流量の増減の激しい川で、短時間の降雨でもすぐに水が濁り始め流量が増えるような状況でした、増水してしまうと一般車両や工事車両が通行している工事用道路を越水してしまい通行止めにせざるを得ないような現場で、降雨時には大変悩まされた現場でした。
 また令和4年10月22日には開通式を行う予定で、施工を遅延することなく施工を進めていく必要もありました。そんな条件の中、施工を円滑に進めるため新技術等を活用し、丁張設置作業の省略化、1人での測量作業を可能にしました。活用の結果、施工を遅延することなく進めることができ、無事に開通式を迎えることができました。
 工事を行っている最中は大変忙しく悩ませられることが多々ありましたが直営作業員、下請業者の方々と線密な打合せを重ね何とか無事工事を完了させることができました。
 地域住民の方々の御理解・御協力もあり、自然災害が多発する中ではございますが、無事故・無災害で工事を終了する事ができました。誠にありがとうございました。
 
 

2022年12月14日

令和3年度 小渋ダム松除橋地区掘削工事 しゅん工

工 事 名:令和3年度 小渋ダム松除橋地区掘削工事
工事場所:長野県下伊那郡大鹿村大河原地先
工  期:令和3年10月15日~令和4年08月31日
工事内容:河川土工(掘削工51,470m3、残土処理工51,420m3)
     ・道路土工(盛土工42,400m3、法面整形工3,510m2)・カルバート工1式
     ・構造物撤去工1式・指定仮設工1式・仮設工1式
発 注 者:中部地方整備局 天竜川ダム統合管理事務所
 
この工事は、大雨時の災害発生を低減する目的で小渋ダム内に溜まった土砂を掘削して外へ搬出し、ダム内に多く貯水させるための浚渫工事でした。
施工箇所は当初、県道22号線(岩洞線)松除橋より上流の予定でしたが隣接工事と重複していた為、発注者と施工場所の変更協議を行い、松除橋より300m下流に決定しました。
掘削に先立ち、掘削個所から土砂仮置場間 約500mの運搬道路を作成し河川水位を下げる為、下流200mから運搬道路間を素掘りした後、掘削開始しました。
仮置場までの場内土砂運搬は大型建設機械(1.4m3バックホウ、15m3重ダンプ)を利用して行いました。土砂の搬出は大型ダンプトラックにて行い、全ダンプトラックに運行管理システムを搭載し、PCにて各車スピード等の確認、及び営業無線も配布して、ダンプ同士の避け合い、道路状況の連絡等を密に取り合い、一般車両を優先して安全に運行する事ができました。
更にダンプトラックへの積込みは、過積載防止対策として各ダンプトラックの最大積載量以上に積み込まない様に重量を把握できる[計測器付きバックホウ]を2台使用しました。
盛土工はICT機器を搭載した建設機械を使用して敷き均し(1層=30cm毎)、締固め回数管理を+C6行い、安全かつ品質の良い施工が出来ました。
最後まで無事故で完成することができ、近隣の皆様には御理解とご協力をいただきありがとうございました。
 
 

2022年9月13日

令和3年度 都市公園長寿命化対策事業 公園施設改修工事 完成

工 事 名 :令和3年度 都市公園長寿命化対策事業 公園施設改修工事
工事場所:飯田市駄科 松尾鈴岡公園(鈴岡城址)
工  期:令和4年4月21日~令和4年8月5日
工事内容:四阿設置工 1基
発 注 者 :飯田市建設部 維持管理課 公園緑地係
 
令和3年度 都市公園長寿命化対策事業 公園施設改修工事 鈴岡城址公園四阿改修工事を担当した鈴木和馬と申します。当工事では公園施設の長寿命化を目的とし、鈴岡城址公園内の老朽化した四阿を撤去し新たに木造の四阿を一基設置しました。今回の現場では当初、四阿設置予定場所までの重機の進入が困難だったため、まず四阿南側のツツジを移植し仮設進入路を設置しました。仮設進入路は工事完了後もその形のまま残るので、完了後の景観の見栄えを意識して移植・整地作業を進めました。その後既存の四阿を撤去するにあたり、今回の現場では地形の関係でクレーンの使用が難しく、屋根・柱の解体作業及びガラの運搬作業はほとんど人力で行わなければならないため、この現場で最も苦労しました。そして床掘り・スパイラル管設置・埋戻し・砕石敷き完了後、四阿設置工を行いました。今回四阿に使用した木材は加圧注入用保存処理剤「ペンタキュアECO30」の採用により耐久性・防腐、防蟻性能に優れており、腐朽しやすい地際部分や湿潤環境の厳しい条件下でも長期にわたって耐久性を維持できます。また、屋根材には高い遮熱機能・対汚染機能・耐傷付性能・耐食性を持つ「ニスクカラーPro®GH」を使用しています。
あまり派手な建物ではありませんが、大切に使っていただけたら幸いです。
 
 

2022年8月25日

令和3年度 基幹管路耐震化事業 送水管布設工事 しゅん工

工 事 名 :令和3年度 基幹管路耐震化事業 送水管布設工事
工事場所:市道1-10号大門今宮線 飯田市 東野
工  期:令和3年10月26日 ~ 令和4年7月29日
工事内容:路線延長 L=908m【水道用ダクタイル鋳鉄管(DIP)】
     GX形φ400 L=893.0m GX形φ300 L=1.4m GX形φ200 L=14.0m
     仕切弁φ400 N=1基 仕切弁φ300 N=1基 地下式消火栓 N=1基
発 注 者 :飯田市
 
 本工事は、飯田市街地の幹線道路である市道1-10号大門今宮線と市道1-11号文化会館線への送水管布設工事でした。
 布設する送水管は直径40cmで飯田市で布設している水道管の中でも最大径になります、1本の長さも6mと長く重さが約500㎏あることから現場への運搬、布設時の吊り込みには細心の注意を払いました。市街地の幹線道路での工事という事で、8:30から規制を行い、17:00には仮設の舗装を施工して1日の作業終了となりますが、既設の水道管、下水道管、ガス管、電話線、排水路などが数多くあり、また思わぬ巨石が出現して管路掘削に手こずり、作業終了時間ギリギリになることもあり、冷や汗をかきながら施工した事もありました。これらの事から1日の施工延長が想定より進まず、工期を延長させていただきました、沿線には公的機関、商店、開業医、民家、袋小路の枝道があり、関係の皆様には大変ご迷惑をお掛けしましたが、皆様のご協力のお陰で事故もなく無事工事を終える事が出来ました、感謝いたしますありがとうございました。
 この工事を通して、何気なく通っている道路の下には、私たちの生活に必要な様々なライフラインが通っていることに今更ながら気付く事が出来ました。
 
 

2022年8月11日