令和2年度 三遠南信八重河内道路建設工事

工 事 名:令和2 年度 三遠南信八重河内道路建設工事
工事場所:長野県飯田市南信濃
工事内容:工事延長 L=300m、道路土工 1 式、地盤改良工 1 式、擁壁工 1 式
全体工期:令和2年7月10日から令和3年3月19日まで

青崩峠(あおくずれとうげ)は静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家と長野県飯田市南信濃八重河内の間にある標高1,082mの峠です。峠付近の地質構造は、中央構造線による破砕帯となっており、山腹に広がるむき出しになった青い岩盤から峠の名前が付けられました。静岡県側・長野県側ともに、国道152号の端点から林道、遊歩道(かつての塩の道)を歩いて峠にたどり着くことができ、武田信玄による1572年の徳川領侵攻において、軍兵の一部が通過したことでも知られています。
今回の工事は三遠南信自動車道の一部として、この青崩峠道路延長13.0kmの区間内で主に補強盛土を行う工事です。緑豊かな自然に囲まれたこの一帯には希少な動植物が数多く存在するため、環境負荷を極力抑え自然にやさしく思いやりのある工事の進行に心掛けて参りたいと思います。

  ➡ この工事はICT活用工事です
-Construction の3本の柱の一つである施工の情報化(ICT施工)において、UAV(Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機)を測量に用い、3次元計測を行います。上図は、デジタルカメラで撮影した画像を、三次元形状復元ソフトを使用して高密度な3次元点群を抽出したものです。パッと見た時に写真のように見えるかもしれませんがRGB情報を持った点の集まり(点群)で出来ています。三次元形状復元ソフトとは、空中写真からSfMにより特徴点を抽出して撮影状態を求めるとともに、撮影状態に基づきMVSにより空中写真から高密度に三次元点群を抽出し、三次元形状を復元するものです。この技術を用いて起工測量から出来形計測まで面的な測量を行います。

3Dビジュアライズした3次元CADシステムで、現場での打合せ、シュミレーション、施工フェーズでの活用例です。道路や法面などの土木施工専用コマンドに属性や情報を付加することで3D-CIMモデルを構築します。これにより、2Dデータでは分かりづらい施工前のシミュレーションをあらゆる角度から3Dで確認できると共に、モデルに付加された属性情報を一元管理し、維持管理フェーズにおいて施工情報データベースとしても活用が可能となります。

2020年7月27日