令和2年度 防災・安全交付金(防災・減災)災害防除工事(神原トンネル)

      神原トンネル      

工 事 名:令和2年度 防災・安全交付金(防災・減災)災害防除工事
工事場所:(国)418号 下伊那郡天龍村 神原(神原トンネル)
工  期:令和2年12月11日~令和4年8月2日
工事内容:トンネル工(NATM工法)  L=750.0m W=6.0(7.0)m
発 注 者:長野県飯田建設事務所
施 工 者:岡谷組・小池建設特定建設工事共同企業体(JV)

起点(新野側)坑口 着工前

ここからトンネルを掘って行きます。

 

 

 

 

 

終点(平岡側)坑口 着工前

ここへトンネルが抜けてきます。

 

 

 

 

 

工事を担当します片桐です。よろしくお願いします。
この工事は、多くのトンネル工事に実績のある岡谷組さんを幹事に「岡谷組・小池建設特定建設工事共同企業体」として施工しています。
私は今までトンネル工事を経験したことがありません。分からないことばかりですが、地元の期待の大きなこのトンネル工事に携われることにやりがいを感じ、楽しみでもあります。
ベテランの岡谷組技術者職員と熟練のトンネル工夫に付いて、少しでも役に立てるように頑張ります。
現在は、準備工として3月下旬よりトンネル掘削に必要な電力設備、吹付プラント、濁水処理施設等の仮設備を設置し、特殊な専用機械を搬入しており、6月上旬にはトンネル掘削を開始する予定です。
 
令和2年1月14日、天龍村神原(的瀬~早木戸間)でR418号は延⻑約100m、⾼さ約70m、崩落⼟砂量約2万㎥という大規模崩落を起こし寸断されました。現在も通行止めのままとなっております。
現道での復旧は難しいことから、復旧対策事業として今回の神原トンネルが計画されました。
R418号はR151号・R152号を結ぶ幹線道路であり、天龍村と飯田市南信濃、阿南町を結ぶ最も重要な生活道路でもあります。また、迂回路となる村道は幅員狭小であり、大雨等による土砂崩落等のため通行止めが頻繁に発生し、円滑な交通に支障をきたしています。
現地に来て地元の方々とお話しを聞くと、多くの皆さんがこのトンネル工事が実施されることをとても喜んで、大変期待しているのが良く分かります。
約2年ほどかかる大掛かりな工事であり、工期は非常に厳しく6月下旬から掘削作業は昼夜二交代制で行い、令和4年の3月末には貫通を目指します。工事期間中は工事用大型車両の通行や騒音等で、近隣の皆様には大変ご迷惑をお掛けしますが、安全第一で作業を進めてまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。
また、掘削中には現場見学会の機会を設ける予定ですので、ぜひご来場ください。

2021年4月16日