工事名:令和2・3年度 道路メンテナンス事業 橋梁長寿命化修繕工事 工事場所:市道1-64号牧野内机山線 飯田市 下久堅 富田沢橋
工 期:令和3年3月12日~令和3年10月29日まで
工事内容:施工延長 L=96.0m W=6.5m 舗装打替え工 A=630m2 排水管取替 L=166m 表面被覆工 443m2 根継工 N=1式
発注者:飯田市役所

はじめまして。今回この工事の現場代理人を務めさせていただいております小山和博と申します。関係機関の方々と協力し合い安全第一で工事を進めたいと思いますので宜しくお願いします。
この工事は昭和64年に完成した富田沢橋ですが、30年以上経過しており傷んだ道路舗装、さびが多く見られる橋の高欄の塗装をする仕事をしています。現在は、アスファルト舗装をするため、日々橋の上での施工を作業員一丸となっておこなっています。今後も作業員の皆と協力し合い、良い道を作っていきたいと思っておりますので、工事中は近隣の皆様にご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、何卒御理解とご協力をお願い致します。
根継工

昨年の豪雨被害の影響で富田沢橋の橋脚の下が掘られてしまったため、橋脚をコンクリートで補強するために作業しています。 作業箇所の足元が悪く危険なため、法面保護のために丸太柵を設置し作業スペースを設け安全に作業ができるよう取り組んでいます。
また、富田沢橋は山間のきれいなアーチ橋ですが橋の下は不法投棄が多く環境がとても悪い場所になっていました。 当社は環境美化活動にも取り組んでいるため作業開始前に右岸、左岸のゴミ拾いをおこないました。工事が完了した後もきれいなままでいることを願っています。
表面被覆工

橋の高欄の塗装には現在では特定有害物質にあたる鉛やクロムを使用されている場合があり、本工事は塗装作業をする前段階で橋の高欄の塗装の塗膜片を採取し、分析機関へ持ち込み分析を行い、鉛やクロムが使用されていないことを確認してから施工をおこないます。使用が確認された場合は高欄部を足場、シート等で完全に覆い周りへの飛散防止措置を確実におこない、出入り口にはクリーンルームを仮設し、作業員は体に害のないよう防護服、防護マスクを着用し作業にあたります。
また、冬の塩カル散布等により、高欄に高い塩分量も確認されたため高圧洗浄機等を使用してしっかりと水洗いし塩分を除去し塗装をおこない、いつまでも景観の良い富田沢橋でいられるよう努力してきます。引き続き満足のいく品質を確保して快適にそして安全に通行できる道路作りを、作業員と一致団結して取り組んでいきたいと思います。竣工後、市道1-64号牧野内机山線をご利用の方はぜひこの道路を通ってみてください。
工 事 名:令和2 年度 三遠南信八重河内道路建設工事
工事場所:長野県飯田市南信濃
工事内容:工事延長 L=300m、道路土工 1 式、地盤改良工 1 式、擁壁工 1 式
全体工期:令和2年7月10日から令和3年7月30日まで

青崩峠(あおくずれとうげ)は静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家と長野県飯田市南信濃八重河内の間にある標高1,082mの峠です。峠付近の地質構造は、中央構造線による破砕帯となっており、山腹に広がるむき出しになった青い岩盤から峠の名前が付けられました。静岡県側・長野県側ともに、国道152号の端点から林道、遊歩道(かつての塩の道)を歩いて峠にたどり着くことができ、武田信玄による1572年の徳川領侵攻において、軍兵の一部が通過したことでも知られています。
今回の工事は三遠南信自動車道の一部として、この青崩峠道路延長13.0kmの区間内で主に補強盛土を行う工事です。緑豊かな自然に囲まれたこの一帯には希少な動植物が数多く存在するため、環境負荷を極力抑え自然にやさしく思いやりのある工事の進行に心掛けて参りたいと思います。

➡ この工事はICT活用工事です
-Construction の3本の柱の一つである施工の情報化(ICT施工)において、UAV(Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機)を測量に用い、3次元計測を行います。上図は、デジタルカメラで撮影した画像を、三次元形状復元ソフトを使用して高密度な3次元点群を抽出したものです。パッと見た時に写真のように見えるかもしれませんがRGB情報を持った点の集まり(点群)で出来ています。三次元形状復元ソフトとは、空中写真からSfMにより特徴点を抽出して撮影状態を求めるとともに、撮影状態に基づきMVSにより空中写真から高密度に三次元点群を抽出し、三次元形状を復元するものです。この技術を用いて起工測量から出来形計測まで面的な測量を行います。


3Dビジュアライズした3次元CADシステムで、現場での打合せ、シュミレーション、施工フェーズでの活用例です。道路や法面などの土木施工専用コマンドに属性や情報を付加することで3D-CIMモデルを構築します。これにより、2Dデータでは分かりづらい施工前のシミュレーションをあらゆる角度から3Dで確認できると共に、モデルに付加された属性情報を一元管理し、維持管理フェーズにおいて施工情報データベースとしても活用が可能となります。
工 事 名:令和2年度 国補道路災害関連工事
工事場所:(一)大島阿島線 下伊那郡喬木村 加々須5工区(2号橋)
工 期:令和3年2月25日から令和3年10月22日まで
工事内容:橋梁下部工 N=2基 護岸工 L=52m
発 注 者:飯田建設事務所
今回この工事の現場代理人を務めさせていただきます 今村昭洋 と申します。
本工事は、昨年の7月豪雨の影響で土砂崩落した大島阿島線での災害復旧工事となります。
現在災害復旧による仮設道路が設置されておりますが、道幅が狭く大型車両の通行が困難です。また、河川の増水で水没してしまう高さにある為、昨年のような大雨による増水が有ると通行ができなくなってしまう状態です。
今回、本格的な復旧工事を行うこととなり、6つの工区に分けその内の一工区で2号橋の橋台を施工することとなりました。
多くの工事用車両が出入りし周辺でのすれ違い等、通行される皆様に大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力をお願い致します。

橋台とは
橋の下部構造で、橋桁などの上部構造の端部を支持し、橋の荷重を地盤に伝えるものです。
今回施工するのは逆T式橋台というもので、Tの字を反転させたような形状であり、背面土砂の自重により安定を保つ構造をしたものです。 |
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